昨日が遅かったため昼まで寝る。
迷った末にイマーシブミュージアム修行にMercerLabsを見に行く。$50高いな・・・。よくわかってなかったが、後から分かったのが、一番メインのでかい部屋が特集展示のデカ映像みたいな感じで、今は名画と機械がウンタラカンタラのやつ、夜だけワンピースとのコラボ展示とのことらしい。残りは常設っぽくて、Roy Nachumというアーティストがメインで作品を担当してるっぽい。
- でかい部屋はひたすらどうでも良かった。プロジェクターの光量の調整とかはArteやARTECと比べても微妙かも。やっぱり音はハリウッド感ある調整なのでこういうのが好きなんだろうな。
- 常設。立体音響にフォーカスした部屋があるのはちょっと面白かった。これRoy Nachum本人がやってるのかなあ。
- 鏡張りLED。これはちゃんと3Dボクセルディスプレイとしてよくできている。ただ一番チームラボパクリ感はある。部屋の体積に比べるとLEDの体積は少ないんだけど、実はその方が鏡に映した時に奥の方で小さくなったものの映り込みが見やすくてこれはなるほどと思った。
- 謎のロボットアームチェロ体験コーナー。横にユーロラックとOP-1鳴らせるコーナーがあって、これもまた謎。
- 枯山水デカロボットアーム。枯山水っぽさを演出してるくせ具体的な文字を書いたりすんな。ロボット要素はオリジナリティだけど、別にマッチしてないのでより謎が深まるばかり。
- お絵描き動物園コーナーはやっぱりあるのね。
- 途中ジョセフ・コスースの1つと3つの椅子を擦った何かみたいなのが2回もあるのは現代美術への無駄な目配せがあってウザい。
一番の問題は展示をスタイリッシュな飾り要素として扱っているっぽい部分がめちゃくちゃあったところ。明らかに案内がなけりゃ触れないであろう展示キャプションはまあアクセシビリティアピールとしてギリ成立してるかもしれないけど、全然点字として触れない大きさに拡大されたものがブランコの座面に掘り込んであったり(座るので凸ではない)、タッチパネルの中の飾り文字要素として使用されてたり(触れるわけがない)、エセオルゴールの凹凸デザインと並置されて使われてたりするのとかはブチギレそうになった。
それをともかくとしても、Arteの擬似自然というコンセプトがまだギリマシだったと思えるレベルで、「で、なんでこの部屋にこの展示物が?」みたいなのが一切意味わからないのが多すぎてイライラした。エンタメに割り切ってる分マダムタッソーの方がおそらくマシ。
なんか、チームラボの記事書いてた時はこんな奴ら訴訟せずに捨ておけばいいという話を書いたのだが、いざここまでなんの哲学も矜持もなさそうな実物たちを目にすると、とっとと訴訟されて潰れても別に誰も困んないのでは??みたいな気持ちにもなってくる。まあ、Arteもそうだけど土日にしては全然客も入ってないし