テロメアをObsidian-gitのLine Authoring機能でそれっぽく実現したら割と有益だったので、Quartzにも入れてみたくなった。
プラグインとして実装することにした。8割ぐらいcopilotに助けてもらったが一応作れた。
https://github.com/tomoyanonymous/quartz-line-age
実装メモ
quartzのプラグインにはtransformer/filter/emitterの3種類ある。
transformerにもさらに3種類あって、
- テキスト変換プラグイン
- Markdownツリー変換プラグイン
- HTMLツリー変換プラグイン
の3つ。基本はconfigに並んだ順で読み込まれるが、実行される順は↑の順が優先される(そりゃそうだ)。
HTMLに変換された後では行数が元のファイルとは異なってしまう。
そこで、line-authoringを実現するためには、
- まずプレーンテキスト用プラグイン
LineAgePreでgit blameの情報を元に、行末にHTMLコメントとして<!--line:10-->のような行番号をつける(これはMarkdownプロセス時には単なる文字列として扱われる) - HTML変換後に、HTMLプラグイン
LineAgePostプラグインで、コメントノードを拾ってきて、親ノードのchildrenの先頭(=兄弟要素の一番先頭部分)に<span class="line-age-bar" data-line-age="10.0" style="background-color:#xxxxxx;">みたいなノードを埋め込む。data-line-ageはビルド時-最終更新日時を日数単位で表記。 - スタイルシートではdata-line-ageの日数に応じて、background-colorを割り当てる。今はとりあえずテロメアと同じように1年経ったら完全グレーアウトにしてるが、太さの変更とかは特にやっていない。
基本的にはこれで良いのだが、実際には目次生成プラグインが、目次用のHTMLを2のMakrdownプラグインとして実装しており、<!--line:10-->みたいなのがHeadingについた状態で変換してしまい、それがHTMLまで残ってしまう。
なので、Markdownプラグインとして一度生成されたtocから正規表現でマーカー部分を削除するという処理をするLineAgeMidというプラグインもいる。
なので、たった1つの機能実現のためにプラグインを3つもインストールしなければならない。これはどうかと思うが致し方ない。
ダークモード用に色切り替えられるようにしないとな。