#book

2023年

周司あきら 高井ゆと里

おそらくシス男性のなかにも、「自分のジェンダーアイデンティティが男性だから男性として生きている」というよりは、「自分のジェンダーアイデンティティと言われても不明だが、出生時に割り当てられた性別を何となく引き受け、それを否定することなくこれまで生きてこられた」という感覚の人がいるでしょう(p25)

その通り

「男/女として生きなければならない」という課題と「男は男らしく/女は女らしく生きなければならない」という課題を混同してはならない、「男が男らしく生きなければならない」という生きづらさと「男では無いのに男らしさを押し付けられる」という生きづらさは別

医学的な性別移行の具体的な手段、流石に初めて知ることが多かった。矛盾するようではあるが、当事者でなければ必要にならないような知識や専門用語、ジャーゴンとかを理解するのこそが入門書の役割なんだろうな