あらゆるネタバレがある可能性があるので、注意してご覧ください。
(書いてて思ったけど、いい話だったな〜と思うやつはSNSとかに書いちゃって、モヤモヤしたけど吐き出しづれえなというのをこういう場所に書き溜めてしまうので、全体的にネガティブな感想が多いかも・・・。)
デトロイト・ビカム・ヒューマン
マーカスたちアンドロイドが人権を求めて平和的なデモを行うと、辿りつく選択が「アンドロイド同士が死の間際キスをするのを大統領が目撃して攻撃停止命令を出す」で、それをしなければ「身体を燃やして死んでいく」、というのは、このゲームが明らかに公民権運動に重ねていながら、それを性愛中心主義と暗黙的に繋げていて、ACEやクィアな生き方のことを考えるとちょっとげんなりせざるを得なかった(カーラ達の話はChosen Family的な読み方もできるだけに、なおのこと)。
ヒューマノイドが人間と同じように「成る」ことを理想とすべきか否かは、鉄腕アトムからあらゆるロボット物の共通のテーマではあるにせよ、DBHの一番の特徴である選択肢が膨大に分岐していくゲーム性に反して、多様な選択肢を見るほどにこのゲームの中でのアンドロイドが目指す理想の姿は「人間のようになって、人間に置き換わる」か「人間のようになって、人間と共存する」のどちらかに固定されていって、「人間とは異なる価値観を持つけど、共存していく」という方向には行かないのだと思わせる。そういうストーリテリングは、いいか悪いかは置いといて残酷だなとは思う。
まあ、この感想は初回エンドがマーカス炎上自害、コナーも自害、カーラたちは収容所行きで離れ離れに全員死亡というほぼ考え得る最悪を引いたバイアスがかかってるのもあると思いますが…。
全ルート見たわけじゃないのでなんとも言えませんけどね。(2024/11/05)
地面師たち
処理に困ったキャラを殺して片付けられる話は楽でいいなって思った。(2024/9月ぐらい)