電気式グラモフォンの登場する少し前。VictorのAuthetophoneなど、モーターで空気を送って、ダイアフラムの振動で空気の通る量を制御することで増幅するグラモフォンが存在した。
くし状のパーツを振動させる機械的な手法と、可動パーツがない流体式のものとがある。
電気式ピックアップ、スピーカーのグラモフォンが普及して以降はほとんど製造も研究もされてない。
流体式のものは流体コンピューティングでも使われる手法で、実例としてはユダヤ教正統派の教会で、安息日に使うために使用されたという論文がある。(電気でダイヤフラムを振動させ音を発生させるのは、無から有を生み出すので仕事に相当するため)