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https://etcbooks.co.jp/book/etcvol10/

ISBN:978-4-909910-20-2

周司あきら 特集編集

2024/01/17

仲芦達矢「ノイジー・マスキュリニティ」の冒頭、男性性という概念を持ち出すとき、それはある人やものに対する特徴を暗黙的に「男性性+ノイズ」としてモデル化している、という話が情報学をやっている人間にはスッと入ってきて、本題のかなり直接的な欲望についての話と合わせて、良くも悪くも一番堪えた文章だった。

自分の興味にピタッとハマる内容ではなかったなと思いつつその理由を考えたところ、男について話すときにAro-Aceの話になんかなりにくいよなって思った。チェンの本にもあったけど、単に「無いこと」について話すのが難しいというのはありつつも、マスキュリンで「無く」なることと女性的に「なる」ことの違いがまだ自分の中では混乱していて、そこにヒントを与えてくれる言葉にまだ自分は出会えてない