Zoteroを使う。PDFはNAS上のWebDAVサーバーにおいておく(VPN繋いで同期する)
ObsidianとZoteroを連携している例
00 About the Project - Doing History with Zotero and Obsidian - Obsidian Publish
An Updated Academic Workflow: Zotero & Obsidian | by Alexandra Phelan | Medium ←最近はこっち採用してる
共通の下準備
- ObsidianのプラグインにZotero Integrationをインストール
- ZoteroのプラグインにBetter Bibtexをインストール
- テンプレートファイルを作る。ここではzotero_template(Webからは見えない)
- Zotero Integrationの設定でインポート方法に名前をつけてやる。今は
Import from Zotero
とかにしている。 これがコマンドパレットから見えるようになる - 作られるファイル名が標準だと
{{citekey}}.md
になってる。ここは好みだけど自分は{{title}}.md
にしてる
やり方1:Zoteroから情報を取得して、記事ごとにノートを作る
呼び出し
- コマンドパレットで
Import from Zotero
を呼び出す。 - Zotero側でBetter Bibtexが立ち上がるので、読み込みたい論文を検索して追加する。
- ここで、WebDAVのサーバー上にあって手元にPDFがない場合エラーになることがある(OCRかけてるせいかも)。一度PDFを開いて閉じると解決する
- タイトル名でメタデータを元にしたMarkdownが作成される。
やり方2:文献情報はZoteroで管理、引用でpandoc citekeyを使う
An Updated Academic Workflow: Zotero & Obsidian | by Alexandra Phelan | Medium ここで解説されてるやり方に近い。
- あらかじめPandocをインストールする
- MacならHomebrewで入れれば良い、↓のプラグインの設定からも入れられるが
- Obsidianにobsidian-pandoc-reference-listをインストール
- GitHub - mgmeyers/obsidian-pandoc-reference-list: Display a formatted reference in Obsidian’s sidebar for each pandoc citekey in the active document.
- インストールしたら初めにコマンドパレットでPandoc Reference List:Show Reference Listを押さないとサイドバーにメニューが出てこないので注意
- 設定でZoteroの文献データベースを使うオプションにチェックを入れる。
- ここではBetter Bibtexプラグインが入ってることが前提
- 引用スタイルはChicago 17th author-dateとかを適当に選ぶ
[@Citekey]
で引用できる。引用はプレビューモードにすると勝手に切り替わる
やり方2のメリット・デメリット
- ノート中の参考文献一覧がサイドバーに出てきて見やすい
- pandoc-citeprocがインストールされてれば、最終的にほぼ丸ごとLaTeXに変換できる
- QuartzでWebに上げた時にcitekeyがまんま見えるだけで処理されない
- この辺はQuartzの機能が追加されても厳しいだろうしな
- Zotero Integration側の設定で作られるファイル名を
{{citekey}}.md
にして、全部インポートしておけば引用するときは[[@Citekey]]
にすることでWebに上がってても連動することになる。- ただこれだとせっかくWikilinkにしてる旨みがなくない?
今の所、論文にするぞーってつもりで書いている記事ではやり方2を採用する方向になりそう。